日本習字は、数ある習字団体、書道団体の中でも比較的大きく、全国に教室のある団体です。
そんな日本習字ですが、段位を取得することでメリットはあるのでしょうか?
漢字部八段取得の筆者が今までに実際に感じたメリットと注意点についてご紹介します。
こんな人に読んでほしい!
・日本習字を習っているが、メリットがわからず続けるか迷っている
・子どもに習字を習わせることを検討している
・日本習字の段位の扱いが分からない
・子どものころ取得した段が使えるのか知りたい
日本習字を習う・資格を取得するメリット
字を書く場面が増える
- 卒業式の答辞
- 文化祭の出店の看板
- 体育祭のTシャツの背中に名前を書く
- 祝儀袋の代筆
- 新入社員の目標を書く
上記に挙げたものは、筆者が学生時代からこれまでに「字を書くこと」に関する、実際に行ってきたことです。
写真や思い出に残っているものがたくさんあります。
様々なイベントで活躍できたこともあり、習字をできたことで思い出が濃くなりました。
日本習字の教室を開くことができる
初段(初等師範免許)以上を取得して教室を開く方が多いようですが、教室を開くために必須の段位はなく、どなたでも日本習字の教室を開くことができます。
2~3人程度の少人数から始めることも可能です。
また、日本習字では教室を開くためのサポートが充実しており、安心して先生になれます!
詳しくは、下記の日本習字の公式サイトを参考にしてください。
『字を書くこと』を使って稼ぐことができる
命名書や賞状、名前ポエム、Twitterのヘッダー画像など、筆で書く文字は意外と様々な場面で需要があります。
消費者の立場に立って考えてみてください。
どうせなら資格保持者に書いてもらいたい!と思うのが自然ですよね。
ただ「書きます」というだけでなく、『段位』という肩書があるだけで信用は高まります。
どのような作品が売られているかは、ココナラ等のサービスで販売している方がたくさんいるので参考にしてみてください。
絵を描くことも得意であれば、ポストカードの作成など、さらに需要が高まりますよ。
一生の趣味になる
習字は、大人になってから習い始める方もいらっしゃいます。
また、場所も狭くて大丈夫ですし、費用もそれほどかかりません。
今では一式が100均でそろいます。(100均の筆はおすすめしませんが…)
ブランクがあっても気軽に再開できます。
スポーツのように体力が必要なものでもなく、集中力が高まったり、心が穏やかになったり、一生の良い趣味になると言えるでしょう。
日本習字の段位に関する注意点
日本習字の段位を取ることでたくさん良いことがありますが、段位に関する注意点もいくつかありますので、ご紹介させていただきます。
子どもの部の段位と成人の部の段位でレベルが違う
日本習字では、中学生までは子どもの部、高校生以上は成人の部と、大きく2つに分かれており、同じ段位でも全く違うレベルとなります。
ですので一般的には、『中学生までに八段を取った人』と、『高校生から八段を取った人』では、実力にかなり差があると言えます。
成人の部には様々なお手本があるのですが、それはまたの機会にご紹介させていただきますね。
また、子どもの部の最高位は八段で、八段になると成人の部を『特待生』として先行して受講することができます。
こちらの詳細も別途ご紹介させていただきます。
履歴書の資格欄に記載することはできない
日本習字の免許は、履歴書の資格欄記載することはできません。
もし書くなら、『特技』として書きましょう。
ちなみに筆者は、いつも特技として書き、面接時必ず話題にしていただいています。
「段位を取るために努力した」ということはしっかりアピールできますので、私は特技として記載することをお勧めします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本習字の段位を取ることでプラスになることはたくさんあります。
ただ字をきれいに書くことだけでも素敵なことです。
習うことが厳しい方は、まずは筆ペンやボールペンで丁寧に文字を書いてみてください。
日本習字の公式サイトはコチラ!